発起人ご挨拶

 
 
Pulso a Pulso 10弦ギターによる二重奏コンサート 2018
   
   
 
Pulso a Pulso 没後20周年 追悼コンサート 2016
   
 
没後10年 師へ捧げる賛歌と追悼のコンサート終了のご報告
 
   
 
〜故 芳志戸幹雄先生を思う〜
 

 「鬼才」「当代随一」と評価されたギタリスト芳志戸幹雄氏が亡くなられて早10年を経過しました。
 私が芳志戸先生の門を叩いたのは、師が24才の頃でした。当時ギターはブームで、若く優秀なギタリストが台頭する時代でしたが、その中でも屈指の存在でした。私は師より2つ年下で、レッスンだけではなく飲み屋で話を聞かせて頂く等、幅広くお付き合いさせて戴きました。
 師のレッスンは情熱的で緊張感あふれるものでした。私の技量不足で半分も吸収出来なかったけど、師のひとつひとつのコメントが、私の日々を一喜一憂させる程影響力がありました。
 私見ですが、師の演奏の特徴は総てにおいて研ぎ澄まされた感覚で演奏しているということ。音ひとつ、間の取り方あるいは歌わせ方等、独特な透明感、緊張感とインスピレーションを聴いている人々に与えていると思います。
  また演奏姿勢は、いつも先陣を切ることを念頭において、曲想からレパートリー創りを考えていたように思います。特に日本人による現代作品の初演等々に意欲を燃やしておりました。私はこれからのギター演奏の行く末を考える時、師の音楽あるいは取り組み姿勢を再考する必要を感じております。
 
  ホームページをご覧の皆様、そして門下生の皆様、是非芳志戸先生に関するご意見、ご感想、また情報等をお寄せください。
 洲崎新一郎

 
 
〜「初めてのレッスン」〜
  師匠に初めてレッスンを受けたのは、今から20年以上前名古屋のヤマハで月に 1回マスタークラス的レッスンが行われていて、地元の先生に就いていたにもかかわ らず友に誘われて受講したのが最初の出合いでした。
 テレビ、雑誌等で知っていたので余計に緊張してレッスンを受けたのを思い出す 度今でも冷や汗が流れます。
 その時に指摘された「小さな音楽を作らない」「ギターという楽器の条件を乗り 越えた音楽表現を目指さなければやめなさい」ということを強く言われ、今現在常に 気をつけていることですが最初に教えて頂きました。
 月1回のレッスンでは飽き足らず毎週レッスンを受けるため上京して’96.5. 15の日までとてもお世話になりました。

 師匠の弟子としては第2世代にあたるようで、10周忌にあたる年に先輩方との 企画でこのサイトを立ち上げることに参加させて頂くことになりました。
 宜しくお願いします。
 樹神 功

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