Profile

 
芳志戸幹雄
 
 

[略歴]1947年生まれ。三木理雄、小原安正、セゴビア、J・トーマス、デ・ラ・マーサらに師事。

’68年デビュー以来、スペインへの留学と演奏活動、NHK教育TV「ギターを弾こう」の講師等で活躍。

 現代音楽の分野では、オーケストラの定期公演が初めて取り上げたギター協奏曲、ピッツィーニの「三姉妹のためのギター協奏曲」を初演したのをはじめ、三善晃、山岸磨夫、福士則夫らの委嘱作品初演を手がけ、パリ芸術祭ではソルボンヌ教会でリサイタルを行っている。

また武満徹作・編曲作品ばかりによるリサイタルでは、作曲者との対話も含めてユニークなものであった。

 一方、中世の音楽にも造詣が深く、’81年には、その研究発表ともいえるリサイタルで、「聖母マリア頌歌集」よりの数曲を牧野知成指揮”樹と家族古楽コンソート”他の共演を得て、オリジナル・スタイルで再現したほか、ギター・ソロをレコード化した。なおこれに先立つ’79年、同曲を中心としたリサイタルで芸術祭優秀賞を受賞している。

 

 

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